求人市場

薬剤師数(届出)は、引き続き増加傾向にある。平成20年には26万人、平成24年には 28万人を超えた(280,052人)。平成26年12月31日現在では288,151人。2年前と比較して約8,000人の増加となっている(図1参照)。

年代別では、20代以下が減っている一方で、30代以上で増えている。特に60代以上が増え続けており、平成20年に3万人を、平成22年には4万人を超えた。平成26年現在では全体の16.5%にあたる47,558人となっている。

 

勤務先(施設種別)の年代構成を見ると。病院では20代や30代の若年層が多く、診療所では60代や70代以上が多くなっている。薬局は30代~50代がいずれも20%を超え、幅広い年代が従事している(図2参照)。

 

薬剤師求人市場の状況図

 

 

薬剤師求人を紹介する同市場には、大手薬局チェーンの子会社や人材派遣企業、専業など30社以上が参入している。薬剤師の求人に特化した専業は数社と言われ、多くは医師や福祉関係まで幅広い業種の求人も紹介している。
薬剤師不足(特に地方)を背景に、多くの参入企業は求人数を増やしており、求人保有数の多い上位企業では、求人を全国規模で保有している。